中古のカッティングマシンを買う前に注意すること
【質問内容】
中古のスキャンカットを買おうと思っているのですが、問題はないのでしょうか?
【回答】
はじめまして。
カッティングマシンはじめて講座です。
お問い合わせの件について回答いたします。
中古のカッティングマシンも、最新版のカッティングマシンも「素材をカットする」という基本的な機能に違いはありません。
ただし、最新版のモデルには、色々と便利な新機能が搭載されています。
例えば、
- パソコンとケーブルを繋がなくてもWi-Fiでデータを送れたり、
- 刃の長さを自動調整してくれたり、
- カットスピードが速くなっていたりと・・・
それらの機能に魅力を感じなければ、中古品でも全然問題ありません。
ただし、中古品の場合、「おそらく買い替えた方が良いだろう」と思う消耗品パーツがあります。
それは、
- 刃
- 粘着マット
以上の2点です。
刃が劣化すると、カットができなかったり、細かいカットにずれが生じたりします。
粘着マットが劣化すると、シートを粘着する力が弱くなっているので、カット中にシートが粘着マットから剥がれて、カットに失敗する場合があります。
カッティングマシンの好感パーツは、意外と値段がするので、それを考慮して中古価格が適正か見極めると良いでしょう。
- 替刃 ・・・ 約2,000円
- 粘着マット ・・・ 約2,000円
だいたい、定価の半額くらいで販売されているカッティングマシンなら、中古での購入「あり」でしょう。
最後に、OSの問題です。
OSとは、Windows10とかWindows7のようなパソコンを動かすためのシステムです。
カッティングマシンを動かす際、基本的にはパソコンにソフトをインストールして、そのソフトを使って、カッティングデータを作ったり、カッティングマシンにデータを送って、カット作業の操作を行います。
ところが、中古品に限らず古いモデルのカッティングマシン用のソフトウェアは、対応OSとして最新OSが記載されていない場合があります。
とはいえ、対応OSの記載がないからと言って、動かないわけではありません。
動作保証がされていない場合がほとんどです。
基本的には、古いOSで動けば、最新OSでも動きます。
例えば、「Windows7に対応」と書いてあれば、「Windows10」でも動きます。
ソフトウェア(ファームウェア)自体は最新OSでも動くようアップグレードしてあるのですが、ウェブサイトの更新がされていないことが原因です。
ただし、100%ではありません。
中にはソフトウェアをインストールする際に「OSとファームウェアが一致しない」とエラーが出てしまう場合もあります。
中古品の場合は、品質よりもこのOS問題が一番怖いです。