ツルツル・テカテカ素材にアイロンプリント

 今回は、釣りをするときのボートについているシートに、このアイロンプリントで、魚の大きさを測るメジャーをプリントしました。テカテカした素材なので、熱を与えると溶けてまわないか不安でしたが、全く問題ありませんでした。

ツルツル・テカテカ素材にアイロンプリントの完成形

1.必要な道具


  • カッティングマシン本体

  • 撥水・ナイロン生地用アイロンシート

  • 細工用カッター

  • カッターマット

  • 裁断機

2.ステッカーシートの準備

 作りたいサイズのアイロンプリントシートを用意します。今回は、撥水・ナイロン生地用艶消プライム(RWG-52C:ホワイト)を使用しました。

 このRWGシリーズのアイロンプリントシートは、「イベントブルゾンなど、ナイロン生地に圧着可能!」との事なので、このツルツル・テカテカした素材にもしっかりプリントできます。

任意のサイズにカットしたアイロンシート

 はさみやカッターでもカットできますが、裁断機を使うと直線直角にキレイなカットができるので、無駄も少なく簡単に切ることができますよ。

裁断機を使ってシートをカットしている様子

3.カッティングマットのセッティング

 さきほどカットしたステッカーシートをカッティングマットにセットします。スキャンカットに付属しているへらを使い、しっかりと密着させましょう。

カッティングマットにヘラでシートをセット カッティングマットにセットが完了

4.カッティングマシンへデータ読込

 データは、スキャンカットのオンラインサービス(スキャンカットキャンバス)上で作成しました。

スキャンカットキャンバスで作ったデータの完成図

 文字ツールや図形ツールを使って、データを作成します。

スキャンカットキャンバスの文字ツールを選択 スキャンカットキャンバスの基本図形ツールを選択

 反転させているのに注目!アイロンプリントでは、データを反転させて作る必要があります。上部にあるメニューの「編集」-「反転」でデータを反転させて下さい。

反転したデータ

 作成したデータは、USBメモリへに移して、スキャンカット本体にUSBメモリを差し込んでください。

5.カッティング

 刃先の長さ・カット圧・カットスピードを調整します。

 はじめは、[刃の長さ:1][カット速さ:1][カット圧力:1]の設定でテストしてみて、様子を見ながら微調整を加えていくといいでしょう。

 今回のデザインでは、[刃の長さ:3][カット速さ:1][カット圧力:1]に設定しました。

スキャンカットの設定画面

 データを読み込みます。

スキャンカットのデータ読み込み画面

 スキャンカット本体にアイロンシートを貼りつけたカッティングマットをセットし、カッティングスタート!

スキャンカットでカッティングしている様子

6.余計な部分をカットする

 アートナイフ・ピンセットを使いながら、シートの不要な部分を剥ぐと、こんな感じになります。

完成したアイロンシート

7.貼り付け

 貼り付ける箇所を決めます。

アイロンシートを貼る位置を決める

 アイロンを使い、中くらいの温度で5秒ほど強く押さえつけます。細かい部分など浮きそうな箇所があれば、シリコンシートを使って、熱してください。

アイロンを押し付けている様子

8.完成

 これで、完成です。

アイロンシートの貼り付け完成 ボートのシートに取り付けた様子 魚のサイズを図っている様子

 作業内容は、「オリジナルプリントTシャツを作る」の場合とほとんど一緒なので、説明を簡略化した部分があります。

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