好きなアニメのTシャツを自作する(鬼滅の刃 ねずこ編)

マンガの一コマを使って、好きなアニメTシャツを自作する方法を紹介します。

今回は、鬼滅の刃のねずこをデザインしたデータを作成、アイロンシートをスキャンカットでカッティング、ユニクロで買った無地Tシャツに貼りつけました。

※私的使用の範囲を超えると、著作権法違反となります。作成したTシャツの販売は絶対に行わないでください。

鬼滅の刃 ねずこの自作プリントTシャツ

1.必要な道具


  • カッティングマシン本体

  • アイロンプリントシート

  • シリコンペーパー

  • アートナイフ

  • 細工用カッター

  • カッターマット

  • 裁断機

2.カッティングデータの作成

まずは、元になる画像を用意します。

スキャナで取り込んだり、スマホで撮影した画像をイラストレーターに貼り付けます。

鬼滅の刃 ねずこのイラスト

このままではカッティングできない為、白黒に変えて、線を太くする作業を行います。

画面上のメニューから[オブジェクト]-[画像トレース]-[作成]を選択してください。

イラストレーターで画像トレース

画像トレースのウィンドウが表示されるので、値を調整して、カッティングできるくらいのデータに変換します。

※もし、画像トレースウィンドウが表示されない場合は、画面上のメニューから[ウィンドウ]-[画像トレース]を選択してください。

今回は、「カラーモード:白黒」「しきい値:174」「パス:50%」「コーナー:75%」「ノイズ25px」「方式:隣接」「作成:塗り」「オプション:曲線を直線にスナップ」に設定しました。

次に、画像のパスを作成します。

画面上のメニューから[オブジェクト]-[画像トレース]-[拡張]を選択してください。

画像のパスが作成されます。

イラストレーターで画像パスを作成

このままだと、白い部分もカッティングシートが残る状態なので、切り取る部分を取り除きます。

ダイレクト選択ツールを選択して、[DEL]キーで一つずつ削除していきます。

背景に色のついたレイヤーを置いてみると、取り残しが分かりやすいです。

不要な部分の一部を取り除いたレイヤー 不要な部分の全てを取り除いたレイヤー

全て取り終わったら、パスを全て選択し、画面上メニューの[ファイル]-[選択範囲を書き出し]を選択。

形式を「SVG」に変更し、[アセットを書き出し」を押します。

これで「書き出し」に設定された場所に、カッティングマシンで読み込むことができるSVG形式のファイルが作成されます。

SVG形式でアセットを書き出し

Brother CanvasWorkspaceを起動。

画面上のメニューから、[ファイル]-[SVG/FCMファイルのインポート]を選択し、さきほど作成したSVGファイルを開きます。

Brother CanvasWorkspaceでSVGファイルのインポート

アイロンシートは、貼り付け面にカッティングをおこなう為、実際に貼りつけるデザインが反転してしまいます。

必ず、この時点で『デザインの反転』を行っておきましょう。

反転は、上部メニューの[編集]-[反転]-[左右反転]で行います。

CanvasWorkspaceでイラストを反転

最後に、プリントするサイズを調整して、カッティングデータは完成です。

CanvasWorkspaceでリサイズ

3.カッティング

以降、スキャンカットでの詳しいカッティング手順については、『オリジナルプリントTシャツを作る』と同じ手順ですので、そちらをご覧ください。

スキャンカット

4.カッティング終了

カッティングが終わったアイロンシートから、不要な部分を取り除きます。

カッティングが終わり、不要な部分を取り除いたアイロンシート

取り合わったら、貼りつけるTシャツとの位置合わせを行います。

アイロンシートの位置をTシャツに合わせてみる

シリコンペーパーの上からアイロンを当てていきます(温度設定:中)

シリコンペーパーの上からアイロンシートにアイロンの熱を加える

シートに繊維の跡が浮き出るくらいが目安です。

Tシャツの繊維がアイロンシートに浮き出ている

フィルムと一緒にシートが剥がれてしまわないように、フィルムを押し付けながら剥がすのがコツです。

フィルムを押し付けながら、アイロンシートを剥がす

最後にもう一度、シリコンペーパーの上からアイロンを当てます。

もう一度、シリコンペーパーの上からアイロンシートに熱を加える

繊維の跡がしっかり浮き出てれば、OKです。

ユニクロの無地Tシャツにアイロンシートを貼り付け

完成です、お疲れさまでした。

鬼滅の刃 ねずこの自作プリントTシャツ
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