オリジナルプリントTシャツを作る

 家庭用アイロンできちんと密着できるか心配でしたが、思った以上に完成度の高いプリントTシャツができました。手作り感も全く無く、かなり綺麗な仕上がりです。

オリジナルプリントポロシャツ完成

1.必要な道具


  • カッティングマシン本体

  • アイロンプリントシート

  • シリコンペーパー

  • アートナイフ

  • 細工用カッター

  • カッターマット

  • 裁断機

2.アイロンプリントシートの準備

 作りたいサイズのアイロンプリントシートを用意します。今回は、アイロンプリント用艶消ラバーシート(RMS-17WC:レモン)を使用してみます。

準備したアイロンプリントシート

 はさみやカッターでもカットできますが、裁断機を使うと直線直角にキレイなカットができるので、無駄も少なく簡単に切ることができますよ。

裁断機でカット

3.カッティングマットのセッティング

 さきほどカットしたアイロンプリントシートをカッティングマットにセットします。スキャンカットに付属しているへらを使い、しっかりと密着させましょう。アイロンシートは、下記の画像のようにセットして下さい。

アイロンプリントシートの裏表 カッティングマットにヘラを使ってセット セット完了

4.カッティングマシンへデータ読込

 スキャンカットでは紙からもデータを取り込むことができますが、細かいデザインはラインが荒くなるので、キレイに作りたい場合は、イラストレーターやフォトショップなどでデータを作成し、USBメモリを使ってスキャンカットに取り込みましょう。

 今回はイラストレーターで作成したデザインデータを使っています。

 アイロンシートの場合は、デザインを反転させておいて下さい。

反転させたデザインデータ スキャンカットで読み込んだデザインデータ

5.カッティング

 刃先の長さ・カット圧・カットスピードを調整します。はじめは、[刃の長さ:1][カット速さ:1][カット圧力:1]の設定でテストしてみて、様子を見ながら微調整を加えていくといいでしょう。今回のデザインでは、[刃の長さ:1.9][カット速さ:1][カット圧力:1]に設定しました。

スキャンカットでカット開始

6.余計な部分をカットする

 アートナイフ、ピンセットを使いながら、シートの不要な部分を剥いでいきます。今回の「屋」のような細かい箇所では、必要な部分が一緒に捲れてしまうことが多いので、捲れてほしくない箇所は、ナイフで抑えながら慎重に剥いでいきます。

アートナイフを使い余計な部分をカット カット完了(裏面) カット完了(表面)

7.貼り付け

 貼り付ける箇所を決めます。

貼り付ける位置決め

 中くらいの温度で、5秒ほど強く押さえつけます。

アイロンで押さえつける

 押さえつける時間が長すぎたり、温度が高過ぎると、こうなります↓

失敗

 5秒後、アイロンの熱が強い部分で擦りつけ、しっかり密着させます。

アイロンでこすりつける アイロンの熱が均一な部分

 シートを剥いでいきます。指で布に強く押し付けながら、巻くように剥いでいくのがコツです。

フィルムを剥いでいく 剥ぎ作業の完了

 仕上げに、シリコンシートを挟んで再び軽く熱します。

シリコンシート シリコンシートにアイロンを当てる

 布のボコボコとした縫い目が浮き出るくらいになれば、完成。

ポロシャツに貼り付けたアイロンプリント(拡大) ポロシャツに貼り付けたアイロンプリント(遠目)
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